自己紹介
Profile : 竹中 翔
JMSCAスピードクライミング パリオリンピック強化指定選手 / 日本代表
岐阜県山岳連盟
名古屋工業大学(休学中)
Hello Climbing !
クライミングとの出会いは小学4年生の時、両親にクライミングの無料体験ができる市の施設に連れていってもらました。7mの高い壁を登りきった時に、それまで他では感じたことのなかった達成感を感じ、登る喜びと、楽しさに魅了されました。初めは、楽しいというだけで、遊びに行く感覚で通っていましたが、近くに民間のクライミングジムができたことで本格的に取り組み始めました。
中学1年からは岐阜県山岳連盟のスポーツクライミングチームに所属し、15m程度の高度の壁をどこまで登れるかを競う「リードクライミング」と、高さは低いが難易度の高い課題をどれだけクリアできるかを競う「ボルダー」の2種目を中心に練習していました。リードクライミングの最寄りの練習場までは、車で1時間半もかかりますが、毎週週末に連れて行って貰い、真夏の灼熱の中でも、真冬の極寒の中でも繰り返し練習を行いました。
Speed Climbing
スピードクライミングとの出会いは、中学2年生の時です。リードクライミングの練習場である安八スカイウォールに、日本で初めてのIFSC公認規格のスピードクライミング施設が開設されました。今から思うと奇跡でしかありません。ところが、山岳連盟のクライミングチームは国体種目である「リード」「ボルダー」を目指す選手の育成が目的のチームであり、スピードの壁を登っていると「遊んでないでリードの練習をしなさい」と監督から注意を受けることもあり、悪いことをやっているような後ろめたさもあり複雑な気持ちでしたが、自分のベストタイムが更新する喜びが楽しくて、休憩時間に練習をしていました。
スピードクライミングのムーブ(動き)や、トレーニング方法など、教えられる人もいない未開拓の競技であり、海外選手の動画を分析して自分の登りと照らし合わせたりしながら試行錯誤を繰り返していました。
My Dream !!
高校2年生(2021年)の時に、スピードクライミングの公式大会に初めて参戦し、国内で1番大きな大会であるスピードジャパンカップに初めて出場し決勝ステージに進出することができました。結果は10位と順位こそ高くはなかったものの、「日本最速になりたい!」という思いを抱き、オリンピックを夢見るようになりました。
What's Speed Climbing
高さ15メートルの世界共通の壁(ホールドという突起物の形と配置)をどれだけ速く登り切れるかを競う単純明快な競技です。2023年の4月の段階で、世界記録は男子では4.9秒、女子では6.2秒であり日進月歩タイムが更新されています。
競技内容
予選は2回タイム計測し上位16人が決勝に出場します。決勝はトーナメント形式で順位が決まるため対戦相手次第で番狂わせが起こることもあります。一方、パリオリンピック強化選手や、日本代表選手の選考は、JMSCA(日本山岳クライミング協会)の定めた基準タイムのクリアが条件になっていますので、大会の順位とは無関係です。
選考基準(2023)
・第6期JMSCAパリオリンピック強化選手基準タイム
男子5.79秒以内・・・クリア
・2023年日本代表選手選考基準タイム
男子6.20秒以内・・・クリア
主要大会
・国内:ジャパンツアー(予選) → ジャパンカップ(決勝)、その他公式大会
・国際:ワールドカップ(年間12大会)、世界選手権、パリ五輪予選、アジア競技大会
日本最速を競うスピードジャパンカップは、年に数回行われるスピードジャパンツアーで獲得したポイントの上位の選手が出場できます。ジャパンツアーは、東京都、千葉県、岩手県、鳥取県、愛媛県、福岡県などで開催されます。
Current Status
2021年からスピードクライミングの大会に出場しはじめ、ジャパンツアーでポイントを加算し、ジャパンカップの決勝に出場することができました。2022年には日本代表に選出されましたが、大学受験で一時中断し穴を埋めるために猛練習の日々を送りました。2023年3月に何とか2023年の日本代表を取り戻し日本ランク10位となりました。2023年5月の鳥取カップでは一気に5人抜きの5.554秒で優勝(動画)し、オリンピック出場・上位入賞を目指しクライミングに専念したいという気持ちで一杯になりました。あれほど苦労して合格した大学との両立も厳しくなったため両親を説得し休学することにしました。
これまで大学への通学や、練習場の都合で休日週1回しか練習できなかったのですが、今後は2回に増やし平日にも練習を入れることでさらなる進化を果たします
2023年度はワールドカップ、世界選手権への参戦を経験できました。
